時代は 100GbE, 400GbE と進んできてますが、おうちの中はまだまだ 1GbE ですね。
ストレージを SSD で作り直したので、そろそろネットワークも強化したい今日この頃
まずは準備です。
パーツの選定
基本的には NIC (Network Interface Card) が2枚とそれをつなぐケーブルがあれば PC とストレージの接続は可能です。
複数台で使いたい場合は 10Gbps 対応のスイッチが必要となります(これがまだすごく高い…)。
まず考えないといけないのは
– UTP ケーブルにするか光ファイバにするか
UTP ケーブルはいわゆる LAN ケーブルのことです。
「カテゴリー 6A」 以上のケーブルで規格上は 10Gbps が出せますね。これはその辺の電気屋さんでも売ってるので入手が非常に楽です(*’ω’*)
光ファイバは UTP より長距離の接続(UTPだと100mまで)などに向いていますが、接触点の清掃に特殊な道具が必要だったりや折り曲げに注意が必要など扱いが難しいです。
家庭内で 10G を使うのであれば UTP が手軽でしょう。
NIC については何万円もする時代が続いたのですが、 最近は 1 ポートであれば新品でも 1 万円弱で入手できるようになってきています。
UTP ケーブルの場合で 1 万円程度で買える NIC について軽く紹介していきます。
NIC の選定
◆ ASUS XG-C100C
Aquantia 社製 aqc107 チップを使用した NIC です。
Windows と Linux に対応しています。
ESXi については正式サポートはされていませんが、Aquantia の Github でドライバが公開されています。https://github.com/Aquantia/AQtion-esxi
◆ Aquantia Aqtion 10G Pro Nic
ASUS と同じチップで Aquantia 社の NIC です。基本的には上と同じ。
ゲーム用モデルも販売されています。(基盤の色以外は違いがよくわかりませんが。。。)
◆ LRLink LR-LINK 6880BT
中国の LR-Link 社製の NIC です。チップもオリジナルだと思われます(aqc107のモデルも出しています)。
対応 OS は、windows と Linux に加えて、ESXi に正式に対応していますし、実際認識しました。
ドライバ突っ込んだら認識しました。
(tn40なんたらのやつ)
手順はドライバのアーカイブの中に雑いのが入ってました pic.twitter.com/jNDjdfDAGC— ユダ@10/7-12東京 (@Naoria45) May 8, 2019
https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20 https://twitter.com/Naoria45/status/1126134997885173760?s=20
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手順が少しわかりにくいですが、ドライバのパッケージにかなり雑な説明が入っているので、よく読めば大丈夫だと思います(´・ω・`)
◆ ノーブランド NB-INT-X520T1-S
オリオスペックでノーブランド品ですが Intel 製チップの 10G NIC が安く出てました。
安心の Intel チップ(82599EN)なので、基本的には OS などは心配しなくていいでしょう。
私が今買うとしたらこれかなという感じがします。特に FreeBSD 系で使いたい場合はお高い純正品かこれしか選択肢がないですね。
中古でもいい場合
Intel x540, x550 あたりの NIC がヤフオクで転がってます。
執筆時点(2019/11)でおおむね1万円前後でしょうか。かなり発熱し、最悪破損するのでエアフローのある筐体をお勧めします。
ファンレスにこだわらなければ Broadcom NetextremeⅡなども同じぐらいの価格で手に入ります。
ケーブルの選定
ケーブルについては上に書いた通り、いまお店で売っている LAN ケーブルであれば、だいたい何でも使える場合が多いです。
古いものだと対応してない場合があるので、注意しましょう。
ケーブルを見ると細かい文字で Cat5e や Cat6 などと書いてある場合が多いです。Cat6A であれば問題ないです。
また、必要ないですが Cat7 の製品についても販売されています。
スイッチの選定
2台つなぐだけなら必要ないですが、複数台で 10Gbps の通信が必要ならスイッチが必要です。
これがまだまだ高いですね。だいたい 5 万円~ ぐらいは必要になります。。。。(;・∀・)
◆ Netgear XS505M-100AJS
https://www.amazon.co.jp/dp/B075YFWXXN/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_QRKMDbRCMT63C
ネットギア社の 5 ポート 10G スイッチです。たぶん一番安くて手に入りやすいんじゃないでしょうか。
IEEE802.3bz マルチレート対応となっており、10Gbps のポートや 1Gbps の PC などを混ぜて接続が可能です。
4 ポートが LAN ケーブルで利用可能で、1 ポートが光ファイバ用の SFP+ です。
Netgear はライフタイム保証がいいですね。
4 台以上で使いたい場合は XS508M-100AJS (https://www.amazon.co.jp/dp/B075YG7BL9/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_-ZKMDb1VSX7FN) だと 7 台(と SFP+ 1台)まで対応できます。
◆ エレコム EHB-UT2A04F
周辺機器メーカーとして有名なエレコムの製品ですね。特に言うことはないです。
しいて言うなら自動節電機能でしょうか。
◆ QNAP QSW-804-4C
NAS で有名な QNAP の 10G 対応スイッチです。8 ポートが光ファイバ用の SFP+ で、4 ポートが LAN ケーブルで使えます。
QNAP の NAS には 10G に対応しているものがあり、性能を十分に生かすためにスイッチも販売を始めたというところでしょうか。
ポートがもっと必要な場合は、SFP+ が 12 ポート、RJ-45 が 8 ポートの QSW-1208-8C がよいでしょう。
これ以上は業務用のマジな製品ばっかりになってしまうのですが、手が届きそうなものを一つ。
◆ Ubiquiti Networks US-16-XG-A
Ubiquiti 2005年に設立されたアメリカの企業です。近年急速にシェアを拡大しています。
SFP+ が 12 ポート、RJ-45 が 4 ポート対応しています。
amazon.co.jp では取り扱ってないようなので、amazon.com などからの購入になります。
価格は 600 ドル程度で、このポート数にしてはお買い得になっていると思います。見た目もきれいなので部屋に置いててもあまり目立たないでしょう。
ついこの前、公式の日本ストアがオープンしたのですがまだ扱っていませんでした。販売製品やサポートも今後充実していくことに期待しましょう。
まとめ
まだまだスイッチが高いなぁという印象です。
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