5月12日リリースだった Cisco Modeling Labs – Personal (通称 CML2, CML-P) をさっそく使ってみました。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000008-1-1024x690.jpg)
CML は Cisco の販売している NW シミュレーターです。
年間 $199 と少しお高めですが、お手軽に以下のようなネットワーク OS を使って検証ができます。(各種仮想版 OS を自分で追加することも可能です。)
- IOSv and IOSvL2
- NX-OSv and NX-OS 9000v
- IOS XRv and IOS XRv 9000
- IOS XE (CSR1000v)
- ASAv
買う前に試したい場合は DevNet Sandbox で利用可能です。手元の機器とつないだり、OS を追加しない場合は DevNet で十分だと思います。
対応環境
Hypervisor | Version |
---|---|
VMware Workstation | 14 or later |
VMware Fusion Pro | 10 or later |
VMware Player | 14 or later |
VMware ESXi | 6.5 or later |
リソース | 最小要件 |
Memory | 8 GB |
CPU * | 4 (物理コア) * Must support VTx and EPT (Intel) or AMDv and RVI (AMD). These CPU flags are required for nested virtualization. |
Network | 1 virtual NIC |
Hard Disk | 16 GB |
CML(VIRL) 1.x からの CML2 へのアップグレードはできません。新しくインストールする必要があります。ただし、トポロジーファイルのインポートは可能だそうです。
ライセンスは Smart License です。CML1 の有効なライセンスを所持している場合、自動で発行されています。My Account のページからライセンスキーを入手できます。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000007-1024x582.jpg)
インストール
ダウンロードはこちらから (https://software.cisco.com/download/home/286290254/type/286290305/release/CML-Personal%202.0)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000002-1024x594.jpg)
シミュレーター本体の OVA と(おそらくNWOSの)ISO です。両方必要です。
ここでは ESXi 環境にインストールします。
仮想マシンの作成/登録 -> OVA ファイルから仮想マシンをインポート
ネットワーク、ストレージなどは適宜設定。
作成が終わったら仮想マシンの「編集」から DVD に refplat_p の ISO を接続します。(後からでもできますが、インストールに必要です)
メモリ、HDD もここで適宜足しておくとよいでしょう。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000043-1024x588.jpg)
CML 起動します!
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000003-1024x633.jpg)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000004-1024x635.jpg)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000005-1024x636.jpg)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000006-1024x636.jpg)
ISO をアタッチしていない場合、この辺りで警告が出ます。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000012-1024x635.jpg)
CLI の管理者とパスワードを設定します。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000013-1024x635.jpg)
パスワードは8文字以上、でないとしつこいぐらい確認が出ます。。。(そのままでいけますが。)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000014-1024x636.jpg)
次は Web の管理者とパスワードを設定します。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000016-1024x636.jpg)
管理画面アクセス用の IP について設定します。ここでは DHCP で進めます。(お使いの環境に合わせてください)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000017-1024x635.jpg)
最後に確認画面が表示されます。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000018-1024x634.jpg)
次の画面に切り替わり、インストール完了です!!
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000019-1024x634.jpg)
ここからは Web で操作します。
設定した IP アドレスに https でアクセスし、インストール時に設定した web 用のユーザー名とパスワードでログインします。(https の警告は出ます。)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000020-1024x594.jpg)
ログインすると次の画面になります。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000021-1024x410.jpg)
まずライセンスを登録します。
右上の Tools から Licensing を選択します。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000024-1024x525.jpg)
Register を選択し、Smart Software License の Token を入力します。( Cisco のアカウントページから取得します。)
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000025-1024x497.jpg)
数分で完了します。
Status が Authorized になれば完了です。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000027-1024x400.jpg)
さっそくラボを作っていきましょう!
ダッシュボードに戻って、右上の Add Lab をクリックします。 Lab が追加されるので、選択します。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000023-1024x596.jpg)
ラボの画面です。右からノードをドラッグドロップし、配置します。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000044-1024x561.jpg)
ノードをマウスオーバーすると、上に水色のマークが出るので、これを別のノードへドラッグドロップすると接続画面が表示されます。
接続するポートを選択しましょう。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000045-1024x545.jpg)
最後にノードを起動します。ノードにマウスをかざして、緑色のスタートを押します。起動が完了すると緑色のチェックマークが表示されます。
次に右側の黒いマークをクリックします。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000048-1-1024x409.jpg)
画面下にコンソールが起動するのであとはご自由にお使いください~
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000042-1024x594.jpg)
その他
クラスタリングはまだサポートされていません。(エンタープライズはそのうちサポートしそうな書き方。)
Ostinato はなくなり、Cisco’s TRex になりました。
以前の User Workspace Management (UWM) ウェブインターフェースはなくなりました。管理者は Cockpit (ポート9090) から CML server を管理できます。
Centos 8 みたいですね。
![](https://www.naokilog.com/wp-content/uploads/2020/05/WS000050-1-1024x594.jpg)
以上です~
よい仮想化ライフを~~(/・ω・)/
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